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転生したら空気 - AIR -でした
~存在感無く空気だった俺が世界の空気を一変させる~
第1話『まごころを、君に』
俺は鈴木二郎。 家でも職場でも存在感が無く、誰にも注目されない人生を送っていた。 特技は姿勢の良い空気椅子やエアドラムだ。
ある日……俺がAirPodsで音楽を聴きながら歩いていたら交差点でも存在感の無さを発揮してしまい、信号無視をしてきたトラックにはねられ命を落としてしまったらしい。
「ここはどこだ……? 俺は……死んだのか?」
俺が意識を取り戻した時、俺は自身の肉体がこの世に存在しない事に気が付いた。
「俺、幽霊にでもなっちまったのかな……」
しばらく感傷的な空気に浸っていると、ある事に気が付いた。 俺は幽霊ではなく『空気』そのものになったのだと。
「なんか感じるぞ……! 黄砂に乗って花粉やPM2.5が押し寄せてくる感触が……!」
全身(?)で感じる不穏な空気。 こうして俺は人知れずこの世界の空気を清浄にするために立ち上がった。 まあ、足は無いんだけどね。
「ヒロインはすぐにゴールしたがる困ったちゃんと希望進路先が魔法使いの子とお米券常備のわがままボディがいいかな……おっと、もちろん原作はエアプだぜ!」
エアーマンは玉砕覚悟のロックバスター連射で立ち向かえば倒せないなんて事は無い。 だから俺はこれから訪れる不況不景気の空気だって諦めずに変えていってやるのさ!
2025/5/13 19:44
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