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【レビュー】孤独に咲くレベル99の花と裏ボスの影
5.0
流血表現:小
体部欠損表現:無
性的表現:無
※低い方から「無・極小・小・中・大・極大」
【あらすじ】
前世でプレイしていた乙女ゲーム『光の魔法と勇者様(ヒカユウ)』の世界に、悪役令嬢で裏ボスのユミエラ・ドルクネスとして転生した主人公。バッドエンドを回避するため、ストーリーに干渉せず静かに過ごすつもりだったが、念のためと始めたレベル上げが行きすぎ、王立学園入学時にはまさかのレベル99に到達。常識外の数値に周囲は騒然となり、レベル詐称を疑われたユミエラは、なんと学園長から退学を言い渡されてしまうのだった
ユミエラ自身は決して悪人ではなく、むしろ平穏を望む普通の女の子だからこそ「黙々と努力した結果、怖がられる」という不憫さが愛嬌に変わっていき自然と微笑ましくなってくる。この「強すぎて浮いてしまう主人公」という構図自体は既視感のあるが、本作はそのズレをギャグとして活用しユミエラ自身の内面の変化や周囲の反応を丁寧に描くことでただのテンプレ展開で終わらせず、個性として昇華させてくれる。
またユミエラの強さの演出はギャグに徹している一方でバトルそのものの動きも緩急がついており、見せ場としての爽快感もきちんと担保されているのも素晴らしい。ユミエラの努力と孤独が背景にあることで、彼女の強さが物語的にも感情的にも正当化されている点は非常にも好印象。(続↓
2025/5/19 12:23
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