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【レビュー】その希望はロボットとともに
4.0
流血表現:極小
体部欠損表現:無
性的表現:無
※低い方から「無・極小・小・中・大・極大」
【あらすじ】
交通事故で命を落とした天才プログラマーにして重度の「メカヲタク」の倉田翼は、前世の記憶と知識を持ったまま異世界の男児「エルネスティ・エチェバルリア」へと転生する。そこは、魔法や魔獣といった定番の存在に加え「幻晶騎士(シルエットナイト)」と呼ばれる巨大ロボットまでもが存在するファンタジー世界だった。
エルネスティのロボットに対する情熱が非常に熱く、それが物語の中心に据えられている点が素晴らしい。戦うためにロボットを作るのではなく、「理想のロボットをこの手で生み出したい」という一心で動いている。異世界という制約の中で、魔法と機構技術を駆使してどんどん新しい幻晶騎士を開発していく過程は「ロボットが進化する喜び」を追体験できる構造になっている。ロボットの戦闘描写にも明確なこだわりがあり、特に発進・装備展開・格闘などの演出に、開発者視点の「この機構はどう動くのか」「この設計意図は何か」が感じられる。通常のロボットアニメでは、演出上の都合で曖昧にされるような部分まで、論理的な積み上げを伴って描かれているため非常に納得感の強い構造となっている。(続↓

2025/6/9 10:35
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